ハチ駆除(防除)

スズメバチ

体長3cm
凶暴な性格。他種の昆虫を捕食する
樹下や屋根裏などに球形の巣を作る。例年数十人が刺されて死亡する恐ろしい昆虫。

アシナガバチ

体長2.5cm
住宅地で最もよく見られるハチ
草むらや軒下に円盤状の巣を作る。
スズメバチほど凶暴ではないが、不用意に巣に近づくと刺される。

ミツバチ

体長1.5cm
1匹当りの攻撃力は弱いが大量に飛来
樹洞や屋根裏、床下、排気ダクト内に巣を作る。巣に外皮は無く、巣の周りにとりついて営巣する。


主なハチの被害

  • 刺される被害(飛来したハチに直接刺される場合以外にも、洗濯物や靴の中に入っているのに気付かずに刺される事もあります)

予防対策

現在、いずれの種にも確実な予防対策はありません。
緑地に近い住宅で巣が発見される事が多いようですが、都市部で発生する事もしばしばあり油断はできません。
一般に黒いものや匂いの強いものをよく襲う習性があるといわれていますが、興奮したハチの場合には色や匂いに関係無く何にでも襲いかかります。
特にスズメバチは秋期に凶暴になり、巣(薄茶色にコゲ茶色の美しい縞模様のある球形の巣)を発見した場合には近づかない事が一番の予防対策です。
ミツバチ以外のハチは一つの巣を1年間しか使いません。巣を発見したらハチの飛来の有無を晴天の日中に遠くからよく見定め、全くハチの飛来が無ければ昨年以前の巣と判断してもよいでしょう。又、人気の無い場所の巣はなるべくそのままにしておきましょう。

 

駆除対策

1)殺虫剤を使用する
巣は当初、女王バチ1匹で作り始めます。(ミツバチは多数で一斉に作ります)運良くこの状態で発見できた場合には市販の強力噴射型のエアゾールで数メートル離れた場所から駆除します。又、アシナガバチは巣穴が10個程度の巣作りの初期状態であれば、巣を刺激しない限りあまり凶暴性は無いので同様の駆除が可能です。
但し、それ以外の場合には防護服を持つ専門業者による防除処理がどうしても必要です。
2)捕獲する
専門業者は通常、最後に巣を撤去しますが、巣が大きい場合には外泊しているハチが数日後に巣の場所に戻ってしばらく飛び回る事があります。巣の無い状態では攻撃性が弱まりますが、気になる場合には巣のあった場所に粘着シートなどをつるしておくと捕獲できる場合があります。

害虫・害獣について

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